去る2月13日(日本時間2月14日)に第47回グラミー賞の授賞式が行われました。主要各部門の最優秀賞受賞者・受賞作品は過去のグラミー賞のウェブサイトをご覧下さい。
こういう書き方をすると身も蓋もありませんが、下馬評どおり故人=レイ・チャールズは強かった!個人としてAlbum of the Year 、Record of the Year をはじめ5部門で受賞したほか、遺作“Genius Loves Company”が技術分野(授与対象はスタッフ)で3賞を獲得しました。おかげで、主要3部門をはじめ最多10部門でノミネートされたカニエ・ウェストは3部門での受賞に留まってしまいました。過去の例を挙げるまでも無く、グラミー賞は偉大な故人についつい感傷的になってしまうようです。
すっかり偉人の影に隠れてしまいましたが、私個人としてはU2が “Vertigo” 1曲でちゃっかり3部門受賞したのが嬉しいです。来年はいよいよアルバムがノミネート対象になるので、まだまだ獲るんじゃないでしょうか?
この曲、Billboardでのチャート・アクションは芳しくなかったのに、いつの間にかミリオン・セラーの▲マークが付いたのをご存知でしょうか?2月12日付のチャートからデジタル音源のダウンロード販売数が正式に反映されるようになったからです。当然RIAAは改変前からのダウンロード数も把握していたからこそ、チャート改変と同時にプラチナ・ディスクの認定をしたのでしょう。i-Pod mini とのタイアップでデジタル・シングルの売上が相当なものだったことが、いきなりプラチナに認定されたことからも窺い知れます。
面白いところでは、クリントン前大統領も受賞者に名を連ねています。自伝“My Life”でBest Spoken Word Albumを受賞したわけですが、こんなこと日本の音楽賞では考えられないことですよね?改めてアメリカ音楽業界の懐の深さを実感しました。

すっかり偉人の影に隠れてしまいましたが、私個人としてはU2が “Vertigo” 1曲でちゃっかり3部門受賞したのが嬉しいです。来年はいよいよアルバムがノミネート対象になるので、まだまだ獲るんじゃないでしょうか?

面白いところでは、クリントン前大統領も受賞者に名を連ねています。自伝“My Life”でBest Spoken Word Albumを受賞したわけですが、こんなこと日本の音楽賞では考えられないことですよね?改めてアメリカ音楽業界の懐の深さを実感しました。