音楽旅館SunHeroアーカイブ&Beyond



2005年02月

去る2月13日(日本時間2月14日)に第47回グラミー賞の授賞式が行われました。主要各部門の最優秀賞受賞者・受賞作品は過去のグラミー賞のウェブサイトをご覧下さい。

ジーニアス・ラヴ ~永遠の愛こういう書き方をすると身も蓋もありませんが、下馬評どおり故人=レイ・チャールズは強かった!個人としてAlbum of the Year 、Record of the Year をはじめ5部門で受賞したほか、遺作“Genius Loves Company”が技術分野(授与対象はスタッフ)で3賞を獲得しました。おかげで、主要3部門をはじめ最多10部門でノミネートされたカニエ・ウェストは3部門での受賞に留まってしまいました。過去の例を挙げるまでも無く、グラミー賞は偉大な故人についつい感傷的になってしまうようです。

すっかり偉人の影に隠れてしまいましたが、私個人としてはU2が “Vertigo” 1曲でちゃっかり3部門受賞したのが嬉しいです。来年はいよいよアルバムがノミネート対象になるので、まだまだ獲るんじゃないでしょうか?

How to Dismantle an Atomic Bombこの曲、Billboardでのチャート・アクションは芳しくなかったのに、いつの間にかミリオン・セラーの▲マークが付いたのをご存知でしょうか?2月12日付のチャートからデジタル音源のダウンロード販売数が正式に反映されるようになったからです。当然RIAAは改変前からのダウンロード数も把握していたからこそ、チャート改変と同時にプラチナ・ディスクの認定をしたのでしょう。i-Pod mini とのタイアップでデジタル・シングルの売上が相当なものだったことが、いきなりプラチナに認定されたことからも窺い知れます。

面白いところでは、クリントン前大統領も受賞者に名を連ねています。自伝“My Life”でBest Spoken Word Albumを受賞したわけですが、こんなこと日本の音楽賞では考えられないことですよね?改めてアメリカ音楽業界の懐の深さを実感しました。

BEST OF SOUL(通常盤)AVEXがCCCD路線を打ち出してからも渋々買い続けてきた唯一のアーティストがBoAです。浜崎あゆみもhitomiも買うのをキッパリ止めました。レンタルすらしません。理由は、折に触れて書いてきたように、PCでの取り扱いが不便だからです。それでもBoAだけは買わずに居られませんでした。偶然とはいえ、日本デビュー前に愛くるしいルックスと圧倒的な歌唱力に出会ってしまったからです。

デビュー曲こそ韓国と同じ曲でしたが、その後すぐに日本独自路線でのリリースが続き、しばらくは日韓で異なるプロジェクトを平行してこなさなければならなかったので、BoAの頑張りには時に目頭が熱くなる思いでした。韓国で日本語音楽が解禁されて、最近は日本主導の音楽制作の傾向が強くなってきましたが、韓国サイドで制作された一連のオリジナル・アルバムの方が気に入っている私としては、韓国盤のユニークさが薄れていくのを非常に危惧しています。

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ヒロシです。SoweluさんのCD買ったとです。(^^ゞ

SWEET BRIDGE
SWEET BRIDGE
posted with amazlet at 17.05.08
Sowelu Miss Monday feat.Sowelu
DefSTAR RECORDS (2005-01-07)
売り上げランキング: 83,950

~~というTV-CMを作るほどだから、レコード会社の期待も大きいのだと思います。しかも、この手のCMの常套手段であるビデオクリップの流用ではなく、お笑い芸人を起用して3パターンのCMを作ってしまったのですから、ちょっと新鮮な驚きがありました。個人的には「Soweluさんに会えなかったとです」編が一番面白かったとですが、実際にはSowelu立会いの下で撮影されたとです。2/14までソニー・ミュージックのブロードバンド配信“MORRICH”で公開されていたインターネットテレビ「Sowelu “SWEET BRIDGE” studio」で、Sowelu本人がファンからの質問に答える前に暴露しちゃったとです。

そうした意外性のあるCMも果たしてどれだけ注目されたのか分りませんが、オリコンのウィークリーランキングでは1月第二週に初登場12位。以降、5位→9位→22位と推移しました。アルバムの出来がファースト・アルバム並みで、CMのような新鮮味に欠けたのが、芳しくないチャート・アクションになったようです。残念!!オリコン・CDランキング斬り~ィ!・・・・おっと、これは違う芸人さんでしたね。(^^ゞ

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結局、先月は昨年の個人的な総括だけで終ってしまいました。このところライブレポートに限らず、新ネタが滞りがちで申し訳ありません。仕切り直して今月から頑張りたいと思います。とは言っても、今更クリスマスまで遡るのも時期ハズレ(でも、何らかの形で記録に残したいと考えております)なので、一番最近のライブからスタートします。

ほぼ4年周期で来日してくれるSTING。今回は2000年の秋以来4年3ヶ月振り。過去の苦い経験から真冬の来日には不安があったが、いざ蓋を開けてみれば全くの危惧だった。過去3回行ったコンサートとは比較にならないほどバイタルな姿に圧倒された。今回仕事をキャンセル(?)するほど酷い風邪をひいたのは私の方だった(笑)。

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