音楽旅館SunHeroアーカイブ&Beyond

GAIAXの無料HPサービスに掲載していた「音楽旅館SunHero」(2000年)~「音楽ペンションTR-fan」(2005年)のアーカイブでしたが、
“~&Beyond”として新コンセプトで再開しました。よろしくお願い致します。尚、当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。


2002年11月

某有名企業の社長とゴールインした谷村有美は、今年に入ってから文字通りの「音沙汰ナシ」です。ファンクラブも年初に会報を発行したきりで、半年更新の会員だと、この半年分の会費は、丸々ムダになってしまった形です。

SunHeroにも会員期限の案内が来たので、年会費を送金したところ、いつになくまともな文面の詫び状が届きました。2号分をひとつにまとめた形の会報を年内に発行するそうです。過去の例から見て、新年早々あるいは1月中に届けばイイ方ではないかと予想してます。

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伊能静/関不在(2001年6月)このアーティストをご存知の方は少ないと思います。名前を見ただけだと、日本人と勘違いする方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は台湾出身で現地での芸名(本名かも?)をそのまま使っています。もちろん、日本ではそのまま日本語読みで「いのうしずか」です。

こ のCDをジャケ買いするまでは、店頭で名前を見かけても、数多あるエイジアン・ポップス系アーティストのひとりといった程度で、ほとんど無視していました。いろいろと調べてみたら、1987年に3人組アイドル・グループの一員として本国台湾で芸能界デビュー。1996年には映画「好男好女」で女優デビュー。近年は文筆活動にも進出し、マルチな才能を発揮 しているようです。

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日本でもAOR指向の強い洋楽ファンの間で注目されているジャンルのようですが、確かに音だけ聞いている分には普通のポップスやロックとの違いは感じられませんね。というか、そういう音楽ファンの多くはAORっぽいサウンドに惹かれるだけで、西洋の音楽を文化として認識する気などサラサラ無いようです。

だから、Christian Contemporary Music(CCM)界のニュー・ヒロインRachael Lampaのようなヒップホップの感覚を取り入れたサウンドには、きっと違和感を覚えるでしょう。そのとき初めてCCMとAORの違いに気付くことになるのでしょう。(だからと言って、そういう聞き方が悪いとは思いません、念のため)

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紫雨林3集(入手困難)韓国のポピュラー音楽といえば、日本でも人気のあるBoAや神話のようなダンス・ミュージックが主流ですが、水面下(インディー)にはロック・バンドも結構あるようです。アマチュア・バンド同士の交流の中から1997年3月に結成された「みにくいアヒル」(日本語に訳した場合)というバンドは、6月には「紫雨林」(当時は“Jaoorimm”という英語表記)に改名し、映画のテーマ曲でメジャー・デビューしたそうです。その年の11月には1集「Purple Heart」を、翌年11月には2集「恋人」を発表し、英語表記を“Jaurim”に変更したそうです。「チャウリム」と読むのが、韓国語の発音に近いようです。

1999年9月には2.5集「B定規作業」というリミックス・アルバムを、2000年7月には、ここで紹介する3集「jaurim,the Wonder Land」をリリースし、その年の10月には日本で初ライヴを披露したそうです。2001年は日韓を股に架けたライヴ活動がメインで、6月に発表したアルバムも4年間の活動の中で採り貯めていたライヴ音源を編纂した2枚組ライヴ盤。その年の8月には“GLAY EXPO 2001”に出演して、日本でも知られるようになったそうです。9月には日本独自編集盤(右下参照)が発売(既に廃盤)になりました。

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バンドの中心人物が死んだことで伝説化しつつある(?)バンド=NIRVANA。彼等がDoors のような伝説のバンドとなるのかどうか、そのカギを握るのはひょっとしたらこのベスト盤の成否にかかっているのかもしれません。

カート・コバーンの自殺から8年余り。英米のチャートで初登場3位を記録した本作は、初のベスト盤。黒地に“NIRVANA”とだけ書かれたジャケットに、思わずビートルズの「ホワイト・アルバム」を連想したのは、私だけでしょうか?

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今でも時々TVで見かける自動車メーカーのCMで、クイーンの大胆なカバーに挑戦していたケイコ・リー。後から登場した綾戸智絵 に大きく溝を空けられてしまっていたものの、このCM曲で一気に知名度を高めたのではないでしょうか?既にその前には、ケミストリーに曲を提供し、共演まで果たしていましたが、CMのインパクトはもっと大きかったと思います。

CMで注目されたのを機会にベスト盤「ヴォイセズ~ベスト・オブ・ケイコ・リー」をリリースして、シンガーとしての活動に一区切りをつけたようですが、そうなると次の一手はどう出てくるのか、気になって仕方ありませんでした。まるで追従するかのように綾戸智絵 がベスト盤をリリースすれば、それを振り切るかのように新作をドロップしました。タイトルはちとダサイ感じがしますが、CM曲での無機質な歌唱のイメージを振り払うかの如く、本来のジャズ歌手としてのスタンスへ思いっきり軌道修正したアルバムです。

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私がJackson Browne と出会ったのは、4作目の“The Pretender”でした。以降、付かず離れず聞き続けて、気が付けば四半世紀を超えてしまいました。来日のたびにほぼ毎回最低一公演は見に行っていますが、いつもフレンドリーな雰囲気で、しかも勇気をもらった気分で帰途につく、そんなパフォーマンスはCD以上に好きです。

さて、6年振りの新作ですが、サウンド的には70年代とは随分変わりましたが、メロディも歌のテーマも基本的には変わっていません。中間選挙で異例の勝利を収め、ますます好戦的になっていく祖国アメリカへの憂いを、“Casino Nation”の冒頭の一節で“In a weapons producing nation under Jesus” と表現してしまうところに、社会派吟遊詩人の切れ味は、まだまだ鋭いと感じました。

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