音楽旅館SunHeroアーカイブ&Beyond

GAIAXの無料HPサービスに掲載していた「音楽旅館SunHero」(2000年)~「音楽ペンションTR-fan」(2005年)のアーカイブでしたが、
“~&Beyond”として新コンセプトで再開しました。よろしくお願い致します。尚、当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。


2001年11月

とうとうジョージが逝ってしまった。菜食主義者として知られていたジョージが・・・・一番長生きすると思っていたのに、こんなに早く逝ってしまうとは、何という皮肉だろう!

ガンと戦いながらリリースした “All Things Must Pass” の30周年記念盤が遺作となってしまった。最初は、オリジナルに色々と 手を加えたことが気に喰わなかったが、徐々にその真意が分かってくると、ジョージの物静かな人柄に一層親しみが沸いてきた。

折りしも、先日のビートルズ・トリビュート・コンサートで印象的だった曲は、ジョージ作の “Here Comes The Sun” と “While My Guitar Gently Weeps” だった。特に後者でのトッド・ラングレンの白熱のギター・ソロは、実はジョージの回復を願ってのものだったのかもしれない。

今にして思うと、ジョージは自分の人生にあのリニューアル版を以ってキッチリけじめをつけて、この世を去っていたような気がする。(合掌)

george_harrison

airbleu昨年のデビューから一年半足らずで、早くも6作目の登場である。クラシックとポピュラーを見事に吹き分けて見せた昨年とは打って変わって、フルート奏者としての本来の分野に全力投球した作品が続いているが、ここではついにフルート1本でどれだけ多彩な音世界が描けるかに挑戦している。これは、私が昨年彼女のリサイタルを聞いてから切望していたことであり、私の過剰な期待を裏切らない作品の登場は本当に嬉しい。

冒頭から10分の大作である。映画「めぐり逢う朝」(1991)でジェラール・ドパルデューが演じていた17世紀の宮廷楽士マラン・マレの作品だそうだ。 以下、クラシックには詳しくない私にとっては、見覚えのある作曲家の馴染みのない曲が続くが、予備知識無しに聞き流しているだけでも十分心地良い。目を閉じて聞き入ると、意識したわけではないのに、精神統一を図ったかのように、気持ちがシャキッと引き締まる。

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Elton John & His Band”の東京公演(日本武道館)に2日(11/13&15)とも行って来ました。 なぜ“& His Band”なのか?まずは、バンドのメンバーと演奏曲目をご覧下さい。

≪musicians≫
Elton John - vocal, piano
Davey Johnstone - guitar, mandolin, banjo, chorus (musical director)
Nigel Olsson - drums, chorus
Guy Babylon - keyboards
Bob Birch - bass, chorus
John Mahon - percussion, chorus


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AbbeyRoad特にチャリティー・イベントというわけではなかったのですが、如何にもそれっぽい感じの意外な顔ぶれによるユニークなコンサートが行われました。その名も“A Walk Down ABBEY ROAD~A Tribute to the BEATLES”。既にアメリカで評判のライブが日本上陸です。

東京が2日連続で、1日オフがあって、大阪⇒福岡⇒名古屋の三連荘という強行日程でしたが、皆さん最終日(つまり今日)まで持ち応えたようです。私は、東京公演の2日目(11/10 東京厚生年金会館)に行きました。

このイベントの発起人は、アラン・パーソンズです。それしか分かりません。何がキッカケでこういう企画が生まれたのか?どういう経緯で、こういうメンツが揃ったのか?恥ずかしながら、圧倒的な情報収集力不足で分かりません。いずれにせよ、話題のオール・スター・バンドが、日本に来てくれたことが嬉しかったです。

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王菲のポートレイト嘘ではなく、本当にやって来た王菲(ファイ・ウォン)。 大阪⇒東京と四日間で3回のコンサートを疾風の如くこなして行きました。私はその最終日(11/2日本武道館)に行きました。何とアンコールなしで1時間半、余計なお喋りなしの歌い捲くりでした。凝縮されていたとは言え、ちょっと「あっさり」し過ぎでした。

あっさりしていたのは、バンドの編成にも多少覗えましたが、単にギタリストが一人減って二人だったという程度で、相変わらず大所帯でした。 すなわち、ギター、キーボードが各二人、コーラス三人(以上がステージに向かって右側)、ドラム、ベース、バイオリン、パーカッション(以上が左側)が各一人でした。 ステージ外にマニュピュレーターが居たりして小編成の割には分厚い音を出す英米や日本のアーティストと違い、人海戦術だったところは好感が持てました。

全員が黒尽くめのシンプルな服装だったので、開演前の場内が明るいうちから三々五々ステージに出てきて、楽器をいじっていたりしたのがバンドの連中だとわかった時には、ちょっと拍子抜けしてしまいました。 終演後も場内が明るくなってから退場してました。

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