音楽旅館SunHeroアーカイブ&Beyond

GAIAXの無料HPサービスに掲載していた「音楽旅館SunHero」(2000年)~「音楽ペンションTR-fan」(2005年)のアーカイブでしたが、
“~&Beyond”として新コンセプトで再開しました。よろしくお願い致します。尚、当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。


2001年10月

ちょっと怪しい激安輸入盤?*洋楽を聞き始めた頃、カーペンターズの次にハマッタのが、キャロル・キングとエルトン・ジョンでした。特にエルトンの場合は、アメリカで破竹の勢いでトップ10ヒットを連発していた真っ只中だったので、洋楽初心者には強烈なインパクトがありました。丁度ビートルズの “Lucy in the Sky with Diamonds” のカバーがチャートインした頃で、原曲を凌ぐ(?)大胆かつ大仰なアレンジに、第1ラウンド開始早々ノックアウトされた気分でした。

*あれから四半世紀余りが過ぎ、90年代のエルトンの活躍振りにはほとんど関心を示さなくなっていたのですが、21世紀に入ってから底力を見せつけられるとは思いも寄りませんでした。4年振りのオリジナル・アルバムは、未だに瑞々しい感性を保ち続けていることを証明して見せた作品だと思います。エルトン・ジョンに好意的でない人に言わせれば、70年代前半の音作りを現在の手法で再現しただけと一蹴されてしまうことでしょうが、ここまで完璧にやり遂げるのはかえって難しいのではないでしょうか?

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フェイ・ウォン/光の翼洋楽のアルバムにはどうして解説がつくのだろう。憶測や未確認情報による一時凌ぎ的な内容だったりすると、解説や対訳の原稿料分、定価を下げて欲しいと思うことがある。インターネットに頼らなくても、音楽雑誌や新聞の芸能欄などでアーティストの動向や作品についての情報がいくらでも手に入る時代になったのだから、歌詞(できれば読み仮名付きで!)やレコーディング・データだけで十分だと思うのは私だけだろうか?

しかし、それは情報が潤沢に得られる英米の音楽の場合であって、最近聞き始めたアジアン・ポップスのように知りたいことが容易にわからない場合は、そういうものに頼らざるを得ない。単なる経歴紹介でも有難いと感じてしまう。結局、ターゲットにする顧客層のニーズに合った解説なら、自分には不要であったとしても不満に思うべきではないのだろう。

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Prefab Sprout / The Gunman and Other Storiesようやく日本盤が出ました。8月に都内のCDショップで偶然見つけて、全曲フル・バージョンで試聴してから、丸々2ヶ月のガンマン(我慢)でした。なぜ2ヶ月も待てたのか?それは、輸入盤なのにどういう訳か3,000円近い値が付いていたからです。国内盤が出れば2,548円のはず(実際には2,520円)。

とりあえず全曲聞いてアルバムのイメージを脳裏に焼き付けてしまったからです。ましてや既に前作から4年待ったのだから、もう1-2ヶ月待つことは容易いと思ったのです。さすがに、某外資系ショップで2,390円だったのを見つけたときは動揺しましたが、翌日行ったらもうありませんでした。

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某メルマガ情報によると、12/5号を持って最後のFM雑誌も休刊になるそうです。

洋楽に目覚めた中学時代から四半世紀余り、当時はどちらかというとクラシック中心だった印象があって、もっぱら週間FM(音楽之友社:1991年3月休刊)を購読していました。

私がFMfan(共同通信社)を定期購読するようになったのは、Billboard誌のチャートを載せるようになった80年代。しかし、FM多局化とレンタル・レコードに端を発した著作権問題の煽りを受け、エアチェック(ラジオからカセットテープに録音すること)を主目的としていた多くのリスナーが去り、FM雑誌が次々に休刊になっていきました。

FMfanも、FM番組表を掲載してはいたものの、オーディオ・マニアとチャート・マニア向け雑誌へと変貌。しかし、昨年オーディオ・マニアの神様的存在だった長岡鉄男氏が亡くなると、チャート・マニアに頼るのみとなりました。しかし、これも昨年末のビルボード年間チャート予想の大失態で、読者離れが一気に加速した模様です。

定期購読を止めて10年、不定期購読も止めてから2年、不誠実な読者でしたが、表紙CDプレゼント等で本当にお世話になりました。<(_ _)>

Jefferson Starshipの輸入DVD1999年初冬、まさかのニュー・アルバム発表と来日公演で往年のファンを狂喜させたJefferson Starshipのライブ・ビデオです。1983年にVHSで発売されたものがDVD化されていました。1982年に発表されたアルバム“Winds Of Change”のツアーの模様が収められています。

当時のバンドは、1978年に看板ボーカリストのGrace SlickとMarty Balinが相次いで抜けた後、Mickey Thomasを迎えて再出発し、Journeyタイプのハード・ロック路線を邁進していました。しかも、Grace Slickが完全復帰して、後のStarshipに繋がるMickey Thomasとのツイン・ボーカル体制が出来上がった時期でした。

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dvdjtCarole Kingを再掲載したら、この人も取り上げるべきでしょうね?(ということで、両名ともここで改訂版掲載のため、過去の掲載は削除しました。悪しからず)

第40回グラミー賞でアルバム”Hourglass”がBest Pop Albumを受賞した後の1998年5月30日収録のライヴ・ビデオ(輸入VHSあり)です。全25曲、109分、家庭で楽しむにはこのくらいが丁度イイかもしれません。画質も音質もDVDを意識した高品質で、それだけでも映像ソフトとして優れていますが、とにかくコンサートの内容そのものが素晴らしいです。

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dvdck8年振りのオリジナル・アルバム“Love Makes The World”のリリース(日本発売未定?)を記念して、改めてこのライブ・ビデオ(こちらは国内版DVDも発売になります)を取り上げることにしました。8年前のアルバム”Colour Of Your Dreams”のリリース当時のツアーから、TV放映用に収録したものを商品化したようです。

ただし、当時の新譜の曲は2曲しか収録されていなくて、大半は職業作曲家だった60年代からシンガー=ソングライターとして一世を風靡した70年代の作品です。特に「つづれおり」からは8曲も取り上げられており、1990年の来日公演と似通った選曲です。しかし、演奏は来日公演とは随分異なり、達者なミュージシャン達のおかげで、ロックぽかったり、ソウルフルだったり、ジャジーだったり、・・・・キャロル・キングの多彩な音楽性がうまく表現されています。

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