今年は想像を遙かに超える展開の年となりましたね。ちょっと振り返って2月初旬、まだドラッグストアやスーパーマーケットには箱入りマスクが沢山あった。花粉症対策のために一箱買っておこうかと思っていた矢先、豪華クルーズ船でのCOVID-19の集団感染騒動が起こり、店頭という店頭からマスクが消え、とばっちりを受けてトイレットペーパーやティッシュペーパー、果ては生理用品までが入手困難となった。

急に花粉症に対する抵抗力が付いたとは思えないが、天気予報で花粉の飛散が多いとされた日でも、例年ほど顕著な症状は現われなかった。むしろ、連日報道されるクルーズ船の感染ニュースと、国内での感染拡大の兆しに気を取られて、花粉症が大して気にならなくなったというのが、個人的な見解だ。

一昨年に軽い気持ちで買ってみた使い捨てマスク用の消毒消臭スプレーが、急遽大活躍することになった。しかし、毎日一回噴霧していたら、3月の初めにはスプレーを使い果たし、使い捨てマスクの使い回しもそこまでだった。

気が付けば、どこもかしこもマスク人間ばかりになっていた。まるで何かの映画で見たような光景が現実となっていて、マスク無しで外出すること自体が犯罪のように思われた。それでも、連日マスク不足が報道されていたから、SunHeroは開き直ってというか、意を決してマスク無しで外出した。

感染源とされる中国はもとより、欧米では非常事態宣言と共にロックダウンが施行された。日本では一段階低い緊急事態宣言が発令された。ロックダウンに至らなかったのは、日本人の国民性もあるらしいが、家の中では靴を脱ぐとか、マスク着用に抵抗感が少ないとか、既に習慣化されていることが感染拡大抑止に繋がったようだ。

そして、今日、実に3ヶ月振りで、ドラッグストアの店頭でマスクを見つけた。アイリスオーヤマ製で7枚入り298円(税抜)だ。全然足りないが、アベノマスクの一世帯2枚配布よりは遙かにマシだ。お一人様一点限りの販売だったので、夫婦二人で来店していた客は、当然ながら2パック購入した。こういう時、母親も買物に付き合ってくれたら・・・・と悔しく思った。仕方なく1パック買った。

1月に30枚個別包装の箱売りで398円(税抜)だった時に、どうして買って置かなかったのか、本当に悔やまれて仕方ない。