音楽旅館SunHeroアーカイブ&Beyond

GAIAXの無料HPサービスに掲載していた「音楽旅館SunHero」(2000年)~「音楽ペンションTR-fan」(2005年)のアーカイブでしたが、
“~&Beyond”として新コンセプトで再開しました。よろしくお願い致します。尚、当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。

カテゴリ: 音楽問題(Archive)

2月にBoASoweluのアルバムを紹介した際に、どちらもCCCDでなかったことに安堵したと同時に、レコード会社への不信感を募らせているという主旨のことを書いた。 実はさっき知ったばかりだが、AVEXのみならず、Sony Music EntertainmentやWarner Music JapanもCCCDでのリリースを打ち切ることを正式に発表していた。 各社とも似たり寄ったりの、体裁のいい理由を挙げているが、要するにPCを介するデジタル・オーディオ機器の急速な普及で、CCCDが敬遠されて右肩下がりの売上に一向に歯止めが掛からないというのが真相だろう。

昨年、CCCDの一種であるレーベルゲートCDでのリリースを強要された佐野元春が、デビュー以来所属していたEPICソニーを離れて半年も経たないうちの方向転換だった。 レーベルゲートCDは、同じCCCDでもインターネット認証型で、NetMDやネットワーク・ウォークマンへの転送が可能というSony Music独自の仕様だった。Avexの発表から半月という速さで打ち切りを表明していたのには、今頃になって驚いている。他社のCCCDに比べれば、融通が利く方だったからだ。

各社のプレス・リリースは、以下のサイトで直接読むことができました。
エイベックス=http://www.avex.co.jp/j_site/press/2005/press040917.html
ソニー・ミュージック=http://www.sme.co.jp/sme/pressrelease/20040930.html
ワーナー・ミュージック・ジャパン=http://wmg.jp/cccd/

そうとは知らずにデジタル・オーディオ・プレーヤーを買って喜んでいた私は、バカみたいじゃん!

バブル景気の崩壊から10年、未だに不良債権処理に悩む金融界が足かせとなって、日本の経済は曇天のまま。消費が回復基調にあるとはいえ、その恩恵が100%国内産業を潤しているわけではない上、折からの円高で消費行動の矛先はますます海外へ向かうような気がします。

何も難しい経済論を語ろうとしている訳ではありません。自分の消費行動を客観視して思ったことです。ブッ茶けた話、インターネットの普及のおかげで、CDやDVDを店頭で購入する機会が激減しています。しかも、安価な海外盤が手軽に注文できるようになると、ますます高い国内盤を買うのがバカらしく思えてきます。こうした消費行動の変化で、日本の音楽産業はレコード会社から販売店に至るまで空洞化が進み、今後もマーケットの縮小が続いていくことでしょう。

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5/28の審議の際、民主党より修正を求める意見が出されたようです。消費者の不利益になるような輸入権の行使はイカンと、条文に牽制の一文を盛り込む方向で民主党としての方針が決まったからです。

で、28日の衆議院・文部科学委員会での審議はどうなったのか、現在確認中です。修正意見が受け入れられれば、参議院へ差し戻しになるそうです。「なぁ~だ、廃案じゃないのかぁ」と落胆された方もいらっしゃるでしょう。私もそうでした。国会の審議のカラクリを知らないとイケマセンね。

今国会の会期は6/16までだそうです。もうひと月残ってません。仮に参議院で再可決されたとしても、衆議院で採決まで持ち込めそうにないのです。上手く行けば『時間切れ廃案』です。悪くても『次期持ち越し』なので、反対運動をさらに盛り上げる時間的余裕ができるわけです。

★著作権法改正に対する民主党の統一姿勢:
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/music/news/20040528k0000m040028000c.html
★5/28衆議院・文部科学委員会の模様:
http://www.shugiintv.go.jp/meta/23893-279-b-j.wvx (要Windows Media Player)
(Sorry, links above expired)

Amazon.co.jpに続き、Tower RecordsやHMVも著作権法改正問題に対するコメントを発表しましたが、邦楽CDの逆輸入(還流)禁止という改正の趣旨には賛同しているようです。反対を表明している音楽ファンの中には、これを裏切り行為と非難する人も多いようですが、ネット・オークションを介してセコイ商売している実態を知ってしまうと、私はそこまで非難する気にはなれません。まあ、そういうところで台湾・韓国製の邦楽CDを買う方がバカじゃない?というのが正論かもしれません。

さて、GAIAXのブログ型新ホムペサービスに気を取られている間に、国会審議の方で事態は急転の兆しを見せているようです。早い話が参議院へ差し戻されそうなんです。だからって「ナ~ンダ、振り出しに戻るだけかよ」と思うのは軽率ですよ。

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私のような貧乏洋楽ファンには有難~い存在であるAmazon.co.jpが、サイト内に「輸入音楽CDの規制」というページを開設した。ここでハッキリと「「著作権法の一部を改正する法律案」の内容に対する懸念をここに表明いたします。」と、反対の立場を表明しました。さらに、この問題に関する顧客の意見を募集しています。

Amazon.co.jp:輸入CDについて⇒
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/1162670/ref=amb_right-1_92626_2/250-6973394-5505005
(Sorry, links in this column expired)

5/4の新宿シンポジウムの次は、5/27に横浜市民集会が開催されます。

洋盤CDが危ない!横浜緊急市民集会-どうなる?著作権法の衆議院審議-

日時 平成16年5月27日(木)午後7時~午後9時

場所 横浜開港記念会館1階1号室
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kankyokeikaku/assess/map5.htm
(Sorry, links in this column expired)

会費 500円(資料代)

出席 佐藤謙一郎(民主党ホームエンタテイメント議員連盟会長)
   川内博史(同会事務局長・衆議院文部科学委員会理事)
   藤川毅(音楽評論家)

主催 「洋盤CDが危ない!横浜緊急市民集会」実行委員会
共催 民主党ホームエンタテイメント議員連盟・洗心洞大学

※ 日程的に参加はムリだけど、シンポジウムの時のようにネット配信とかあるといいなあ。

私の洋楽ネタのネタ元=meantimeを主催するしんかい氏が、ネタ帳代わりに立ち上げたブログサイトで面白い論理を展開しているのを見つけました。日本レコード協会が発表しているデータを基に、業界の不振の原因が協会の主張通り「不正コピー」にあるのか検証しています。興味のある方は、下記URLより訪れてみて下さい。

American Idiot by しんかい:
CDが売れなくなったと言うが(日本レコード協会のデータを分析してみたよ)
「その2」もついでに参照されたし!

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